常磐道トンネル内で車内放火、自殺志願の女を逮捕

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11日午後7時25分ごろ、茨城県日立市内の常磐自動車道下り線のトンネル内で、停車していた乗用車1台から出火した。クルマは全焼。後続車の乗員が煙を吸うなどの軽傷を負った。警察はクルマに自ら放火したとして、運転者の女を逮捕している。

茨城県警・高速隊によると、現場は日立市大久保町付近で片側2車線の直線区間。諏訪第1トンネル(全長1090m)を通行していた道路会社のパトロールカーから「第1車線に停車している乗用車から火が出ている」との通報が寄せられた。

トンネル内には煙が充満しており、後続のクルマ数台が立ち往生。乗っていた15人が煙を吸うなどの軽傷。炎上したクルマを運転していた栃木県小山市内に在住し、中国籍を持つ33歳の女は自力で車外に脱出してケガはなかったが、後の調べでこの女が自ら火を放っていたことが判明。警察は建造物等以外放火容疑で女を逮捕している。

聴取に対して女は「ライターを使い、助手席のシートを燃やした。死にたかった」などと供述しているようだ。警察では動機について女を追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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