「誰でもいいからクルマではねたかった」殺人未遂で逮捕

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10日午前11時40分ごろ、北海道函館市内の市道を走行していた軽ワゴン車が路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げ、歩行者3人に突っ込む事故が起きた。運転者はクルマを放置して逃走。警察は後に43歳の男を殺人未遂容疑で逮捕している。

北海道警・函館中央署によると、現場は函館市富岡町3丁目付近で片側1車線の直線区間。軽ワゴン車は道路左側の歩道(幅員約2.5m)に低速で進入。そのまま加速し、前方を歩いていた歩行者3人を次々にはねた。

この事故で1歳の男児が頭部強打の重傷。23歳の男性と、3歳の女児が打撲などの軽傷を負ったが、クルマを運転していた男は倒れていた男性に殴りかかり、事故後にこの様子を目撃して駆けつけた現場に隣接する保育園の関係者や、他車の運転者にも暴行を加え、騒ぎになるとクルマを放置して徒歩で逃げ出した。

通報を受けた同署員が周辺捜索を実施したところ、現場から約600m離れた場所で不審な男を発見。職務質問したところ、故意に事故を起こしたことを認めたことから、殺人未遂容疑で逮捕した。

逮捕されたのは同市内に在住する43歳の男。聴取に対しては「誰でもいいからクルマではねてやろうと思った」などと供述しているようだ。警察では事件発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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