マツダの和田淑弘元社長が死去

自動車 ビジネス
マツダとフォードの合弁により1995年、タイに設立されたAAT(オートアライアンス・タイランド)
  • マツダとフォードの合弁により1995年、タイに設立されたAAT(オートアライアンス・タイランド)
  • マツダとフォードの合弁により1995年、タイに設立されたAAT(オートアライアンス・タイランド)

マツダの社長、会長を務めた和田淑弘(わだ・よしひろ)氏が4月7日に心不全のため、東京都の病院で亡くなった。83歳だった。喪主は妻邑子(さとこ)さん。近親者のみによる葬儀が行われた。マツダによると、故人の遺志で同社としてのセレモニーは行わない。

和田氏は1955(昭和30)年に住友銀行(現三井住友銀行)に入り、82年に取締役。83年にマツダの専務に転じ、副社長を経て91年に同社8代目の社長に就任した。マツダの主取引行出身者としては、これまでで唯一社長を務めた。

96年までの社長在任中はバブル崩壊後の厳しい経営の舵取りを担い、米フォードモーターとの提携強化を推進した。その一環として95年にはタイにフォードとの合弁会社を設立、現在もアジアの主力拠点となっている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集