日本アビオニクス、ドローン用小型・軽量赤外線カメラを開発

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マルチコプターへの搭載イメージ
  • マルチコプターへの搭載イメージ
  • 左:リモートサーモカメラの外観イメージ、右:マルチコプターと組み合わせたビル外壁診断の風景

日本アビオニクスは、マルチコプター(ドローン)や災害用ロボットなど、無人機への搭載用の小型・軽量赤外線サーモグラフィカメラ「リモートサーモカメラ」の試作機を開発し、テスト販売を開始した。

試作機は、400gの小型・軽量ボディに200万画素の可視カメラとSDカードスロットを内蔵した高性能赤外線サーモグラフィカメラ。320×240画素の高性能な赤外線画像センサを搭載し、温度分解能0.04度の高画質熱画像を取得することが可能。

画像データはSDカードに直接記録することができ、無人機搭載時、画像データを無線伝送する際の通信障害などによってデータが欠落することはないという。ワンショット、インターバル、動画の3つの記録モードに対応し、外部信号による記録の開始/終了や、コマンドによってフォーカスを遠隔制御することにも対応する。

ワンショット、インターバル記録モードでは、熱画像と同じアングルの可視画像を記録できる。

同社では、試作機の開発によって太陽光パネルの点検やビル外壁診断、橋梁点検などのインフラ維持管理など、無人機との組合せにおけるフィールドソリューションを強化する方針。

《レスポンス編集部》

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