欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは4月1日、米国で開幕したニューヨークモーターショー15において、『ゴルフ・オールトラック』を米国市場に投入すると発表した。
ゴルフ・オールトラックは2014年秋、パリモーターショー14で初公開。新型『ゴルフ・ヴァリアント』をベースに開発された『ゴルフ』ファミリーの新たな派生車種。「オールトラック」はすでに、『パサート』に設定されている。これと同様、ゴルフ・オールトラックも、多少のオフロード走行を可能にしたクロスオーバー車として登場した。
ゴルフ・オールトラックは、新型ゴルフ・ヴァリアントに対して、車高を20mmアップ。ブラックのホイールアーチモールを装着した。バンパーは専用デザインで、シルバーのアンダーガード付き。17インチのアルミホイールも専用デザイン。
駆動方式は4WDの「4モーション」。ESCと統合制御される電子式デフロックの「EDS」をはじめ、前後アクスルには「XDS」を採用。オフロードの急な坂道で自動ブレーキを作動させる「ヒルディセント」機能を装備。サスペンションにも、専用チューニングが施された。
フォルクスワーゲンは、ニューヨークモーターショー15のプレスカンファレンスにおいて、このゴルフ・オールトラックを2017年モデルとして、2016年に米国市場に投入すると発表。フォルクスワーゲングループオブアメリカのマイケル・ホーン社長兼CEOは、「顧客や販売店から、新型ゴルフ・ヴァリアントに4WDを望む声が寄せられた。2016年、ゴルフ・オールトラックを、米国市場に喜んで導入する」とコメントしている。