旅行予約サービス宿泊予約サイト「楽天トラベル」は4月6日、同サイトでの予約状況などを元にした、レンタカー事情に関する調査結果を発表した。
国内新車販売台数が年間550万台前後で横ばいで推移する一方、 2014年3月時点でのレンタカー(乗用車)の車両数は前年比3.6%増の28万3438台、 事業者数は同11.0%増の7325社と増加傾向にある。
楽天トラベルのレンタカーサービスにおける2014年度の販売台数実績は同26.6%増と大きく伸長、 2015年3月には、 サービス開始以来累計200万台利用を突破した。
今回の調査結果によると、若い世代(20・30代)のレンタカー利用は同56.8%増と、全世代の中で最も顕著に伸びている。 若年層の利用する車両クラスは軽自動車とコンパクトカーが全体の76%のシェアを占め、低価格な車両を気軽に利用する志向が強いようだ。
一方、ラグジュアリークラスのレンタカー予約も同36.7%増と高成長を記録。 特に20代~40代での伸びが高く、 貸し出しエリアは北海道や沖縄県などの観光地で需要が高まっている。 楽天トラベルでは、「購入はできないが、 リゾート地での旅行は憧れの高級車やスポーツカーを楽しみたい」など、非日常体験を楽しむ傾向があるとし、レンタカーを旅行先の移動手段としてではなく、旅行体験の一つとする流れが若者の間で加速していくと予測している。