飲酒運転事故の息子の身代わりで母親が出頭

自動車 社会 社会

2日午前3時ごろ、愛知県半田市内の県道で、青信号に従って交差点へ進入した乗用車と、赤信号を無視して交差進行してきた別の乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。クルマは逃走したが、警察は後に19歳少年を逮捕している。

愛知県警・半田署によると、現場は半田市岩滑南浜町付近。交差点には信号機が設置されている。21歳の男性が運転する乗用車は青信号に従って交差点に進入したところ、赤信号を無視して交差進行してきた別の乗用車と出会い頭に衝突。男性は足を打撲するなどの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察が軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したところ、同市内に在住する49歳の女性が「事故を起こした」として警察へ出頭。ひき逃げ容疑で事情を聞いていたが、事故に至った状況を説明できないことからこれを追及したところ、女性の息子にあたる19歳少年が実際にクルマを運転していたことが判明。警察は少年を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕するとともに、女性については犯人隠避容疑で引き続き事情を聞いている。

聴取に対して少年は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しており、警察では酒気帯び運転容疑でも事情を聞くなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース