東洋ゴム工業は、大臣認定不適合の免震ゴムを製造していた問題で、原則として問題のあった免震ゴムを納入した55物件、全2052基全てを、当初の設計段階に求められた性能評価基準に適合する製品に取替えると発表した。
同社では、求められる性能評価基準を満たす製品を取扱っている同業他社に、所有者、使用者、施主、建設会社などから意向があった場合の協力を呼びかける。
これと並行し、早期の取替えを可能な限りスムースに対応できるよう、現在、同社の要素技術開発を担う中央研究所、生産技術を担うエンジニアリングセンターのエンジニアで構成する専門チームを編成した。チームが中心となって当初の設計段階に求められた性能評価基準に適合した製品を製造する。
所有者、使用者、施主、建設会社などの関係者と協議した上で、関係者の意向に反しない限り、対象の物件全件で建設会社に取替えを要請する。