米国のデルタ航空は3月23日、LGBT(性的少数者)の観光旅行促進を目的に活動する、ブラジル最大のLGBTツーリズム協会「ABRAT GLS」と独占的パートナーシップを締結したと発表した。
パートナーシップ締結について、ブラジル地区ディレクターのルシアーノ・マカグノ氏は「デルタは多様性促進の重要性を認識し、LGBTコミュニティと互いに有益な関係を追求し、構築しようと決意している」と説明。デルタは1000万人規模とされる同コミュニティに役立つ情報をポルトガル語で提供する。
ABRAT代表のマルタ・ダラ・キエサ氏は「デルタとのパートナーシップ締結を発表できて大変光栄に思う。デルタはブラジルにおける最初の公式エアラインパートナーとなる。パートナーシップ締結が他の企業にも波及し、LGBTツーリズムが計り知れない潜在能力を秘めているという理解が広まることを望む」と今後の展開に期待を寄せる。