航空機メーカーのATRは3月19日、マダガスカル航空との間で、「ATR72-600」3機の購入契約を締結したと発表した。総額は約7700万ドル。機体の引き渡しは2017年以降を予定。
マダガスカル航空はATRの最新機材である600シリーズを購入することで、保有機材の更新と輸送力の強化を図る。同航空が運航中のタイプは500シリーズで、「ATR42-500」が1機、「ATR72-500」が2機。同シリーズの投入開始年は2005年。
「ATR72-600」の主要諸元は、座席数が68~74席、エンジンがプラット&ホイットニー社のPW-127M、最大離陸重量が2万3000kg、航続距離が1665kmなどとなっている。
なお、マダガスカル航空はアイルランドのリース会社、エリックス・アビエーション・キャピタルとの間で、「ATR72-600」2機のリース契約を締結している。1機目の引き渡しは19日に完了し、2機目は来月に行われる予定。