ヤマハ発動機は3月17日、大型二輪『MT-09』の変速機(シフトレバー)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『MT-09』と『MT-09A』の2車種で、2014年9月1日から11月26日に製造された計1384台。
変速機において、シフトレバーの製造が不適切なため、爪部のR形状が指示どおりでないものがある。そのため、変速操作により、当該爪部に過大な負荷がかかり亀裂が生じ、そのまま使用を続けると、亀裂が進行して折損し、最悪の場合、変速操作ができなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、シフトシャフトアッセンブリを良品と交換するとともに、周辺部品(ガスケット、クリップ等)を新品と交換する。
不具合および事故は起きていない。社内情報により発見した。