米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは3月5日、中国工場の生産能力を増強すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
今回、ボルグワーナーが生産能力を増強するのは、中国浙江省の寧波工場。同工場に新たな製造ラインを設け、排出ガスをクリーンにするEGRの増産に乗り出す。
ボルグワーナー製のEGRは、中国で生産される乗用車と商用車に搭載。排出ガス中の有害物質、NOXなどを削減する。
ボルグワーナー・エミッションズシステムズのブラッドリー・エリクソン社長は、「今回の拡張により、中国自動車産業における環境技術での主導的地位を強固にしていく」と述べている。