MotoGP開幕戦、カタールGPの開催地であるロサイル・インターナショナルサーキットで3月14日、プレシーズン最後となる3日間のオフィシャルテストがスタートした。
チームスズキエクスターは、#41アレイシ・エスパルガロ、#25マーベリック・ビニャーレスの両ライダーが、それぞれにマシンの調整を重ねながら徐々にペースアップ。チームはレースペースでの各部の最適なパフォーマンスを追及し、順調にテスト1日目を消化した。
エスパルガロは、MotoGPライダーとしての豊富な経験を生かし、リアにソフトタイヤとハードコンパウンドタイヤの両方を履き比べて、路面のトラクションコントロール確認に集中した。その結果、エスパルガロは44ラップ中の33ラップ目に1分55秒698をマーク、トップタイムのアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)に0.433秒の僅差でこの日の4番タイムを叩き出した。
一方、MotoGPルーキーのビニャーレスは、GSX-RRに着実に慣れてきているものの、この日は2度の転倒もあり、比較的慎重なテスト進行となった。しかし、チームから得る多くの情報を活かして終始ペースアップに取り組み、この日は42ラップを消化してベストタイムは1分56秒151。トップ10にはわずかに0.018秒及ばず11番タイムでテスト初日を終えた。