トヨタ自動車は、4月1日より役員のマネジメント体制を一部変更するとともに、同日付で行う役員人事、組織改正および人事異動について発表した。
今回の体制変更は、2013年4月に実施した「ビジネスユニットの設置」「地域本部の再編」などの枠組みを基本的に継承しながら、今後のさらなる持続的成長に向けて行うものだ。
今回の体制変更では、従来、ビジネスユニットや機能の執行責任者として、担当組織の業務執行を統括してきた副社長について、4月からはより高い視点から会社全体を見て、中長期視点での経営の意思決定と執行監督を行う体制に役割を変更する。
なおトヨタは、伊地知隆彦 東和不動産社長、ディディエ・ルロワ専務役員、寺師茂樹取締役を新副社長に選任、6月の株主総会で正式決定する。ルロワ専務役員はトヨタ初の外国人副社長となる
またビジネスユニットや地域、機能の業務執行は専務以下で完結する体制に移行。ビジネスユニットのプレジデントや、地域・機能の各本部長は、現地現物で自ら判断し、迅速な意思決定を図る。