ドイツの高級車メーカー、アウディは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、新型『R8 e-トロン』を初公開した。
同車は、同じくジュネーブモーターショー15でワールドプレミアされた新型『R8』のEV版。新型R8のガソリンエンジンは、パワフルな5.2リットルV型10気筒だが、EV版のR8 e-トロンでも、スポーツカーらしいパフォーマンスを追求する。
EVパワートレインは、初代R8 e-トロンに対して、大幅にパワーアップ。モーターは、最大出力462ps、最大トルク93.8kgmを引き出す。二次電池はリチウムイオンバッテリー。蓄電容量は、初代の49kWhから、新型では92kWhに大容量化した。このおかげで、1回の充電での最大航続可能距離は450km。初代の215kmに対して、実用性を引き上げた。
動力性能は0‐100km/h加速3.9秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの充電は2時間以内に完了する。
外観は、フロントバンパーやグリル、ボンネットが、R8 e-トロンの専用デザイン。アルミホイールも、空気抵抗を少なくするための専用デザインとなる。これらの変更により、空気抵抗を抑え、Cd値0.28を実現している。