豪カンタスグループのジェットスター航空は、7月10日からボーイング『787-8』を東京(成田)-メルボルン線に投入。本年中に追加で3機を受領し9月までにすべての長距離路線をエアバス『A330』から『B787』に移行するという。
2014年夏に東京-ケアンズ、東京-ゴールドコースト、大阪(関西)-ケアンズ線にB787を投入してきた同社。グループCEOのジェイン・ハードリカ氏は「すべての長距離路線のうち3分の2がすでにB787で運航。燃料費の大幅な削減だけでなく維持費の削減にもつながるため、長距離飛行の経済性を根本的に変えるもの」と話す。
「9月までにすべての長距離路線B787に移行し、ジェットスター航空が運航するどの国際線においてもより快適な空の旅の提供できるほか、低運賃を継続して提供できるメリットも期待できる」(ハードリカ氏)
同社は、東京とゴールドコースト、ケアンズ、メルボルンを結ぶ路線を週最大18便、大阪とケアンズを結ぶ路線を週最大5便運航。今夏、東京-メルボルンをはじめ、シンガポール-メルボルン、メルボルン-ホノルル、ブリスベン-ホノルルの各線にB787が導入されるという。
オーストラリア第2の都市、メルボルンは、「世界一住みやすい街」「オーストラリア文化の発祥地」「南半球最大の食の都」などとたとえられる街。全豪オープンテニスやメルボルン・カップ、F1グランプリなどの開催地としても知られる。