ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスの日本法人の社長を務めるペーター・ワインマール氏は2月20日に都内で会見し、「ランクセスは引き続き自動車業界向け軽量化素材に注力していく」との方針を改めて示した。ワインマール社長は「ランクセスは高性能プラスチックの『デュレタン』と『ポカン』、革新的な『テペックス』コンポジットシート技術、『ハイアント』技術サービスなどで、自動車メーカーに最先端の軽量化のソリューションを引き続き提供していく」とした上で、「これらのソリューションによって、ランクセスの顧客は、より軽量で、低燃費、そしてCO2排出量の少ない性能を備えた自動車の性能が可能になる。それにより環境に優しく、より効率的な世界が実現する」と強調した。さらに「ドイツのボンド・ラミネーツ社を買収後、ランクセスは自動車業界向けに、軽量化ソリューションにおける競争力を強化するとともに軽量化製品のポートフォリオも拡大してきた。例えばアウディ『A8』向けに開発されたフロントエンドモジュールや、ZF社と提携したポルシェのブレーキペダルの開発といったプロジェクトは、自動車業界向けの主要なソリューションプロバイダーとしてのランクセスの地位を明確に示すものだ」とも話した。
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