「オォッ、これはカッコイイじゃん!」昨年のメディア対抗ロードスター4時間耐久レースの前夜祭で、初めて御目にかかった4代目『ロードスター』。予想よりは全幅が大きかったりはしたけれど、実際乗ってみると一体感はNA、NB、NCの歴代ロードスターと比べても10歩くらい上に感じられたせいでしょうか、いい意味で小さく感じられたんですよ。
パワー的にもパワフルすぎない分、私にはちょうどいい感じ。陰ではこっそりどころか、だいぶ電子デバイスに助けられてはいるのでしょうが、頑張れば御しきれるような感覚なので、その分ハンドリングに集中できて愉しめるのもいいところ。
乗る前はシートリフターがまたまた着いていないのがかなり心配でしたが、特設コースだったせいか走り出してしまえば、まったく気になりませんでした。実際街中を走るとしたら、あと1.5cmくらい上に上がりたいのが本音なので、いっそオーダーメイドの専用クッションなども開発してくださると嬉しいかも。
ボディカラーのバリエーションや、インテリアのカラーバリエーションなども増やしていただいて、ディーラーで選べるカスタムメイド仕様なんていうのもいいかもしれませんね。このクルマなら○カ月待ちでも、皆さん待たれると思いますから。つまりは、それくらい愉しいクルマです。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリストとしてカーライフ全般を女性の視点からレポートする。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦するなど、硬軟幅広く携わる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。