2月13日より幕張メッセで開催されているキャンピングカーショー15。メーカー系ブースが話題を集める中で、一際異彩を放っているのがキャンパー鹿児島だ。
キャンパー鹿児島が得意とするのは、『ハイエース』をベースとしたバンコンタイプのキャンピングカー。簡易ベッドやテーブルなどの必要最低限の設備を備えたものではなく、最上級の室内空間を提供することが特徴だ。高級ホテルや最新鋭のオフィスさながらの内装は、芸能人や企業の社長などに人気があるという。
今回出展された「rem second act」も、睡眠時の快適性を追求した最上級のリラックススペースとなることを目標として製作された。十分な広さをもったベッドスペースには、アスリートが用いる三層特殊立体構造のマットレスを採用しているほか、車内の内装品も家具職人による完全オリジナル製作となる。また、車載用リチウム蓄電システム「クロス」を搭載することで、家庭用エアコンの搭載も実現。エンジンを切った状態で、13時間(600Wの場合)の連続稼働を可能にしている。
キャンパー鹿児島を展開するK・アクセスは、2003年に開業。鹿児島市内に本拠を置き、現在は9名の社員が在籍している。川崎康一郎社長は、「(スタッフも限られているので)我々自身は黒子でと考えていますが、関係各社の協力の下、国内外に販路を開拓していています。全国に"メイド・イン・薩摩"の職人技を伝えたいと思っています」と語る。
「匠 五人衆」と呼ばれる同社の製作スタッフは、今回は会場入りが叶わなかった。しかし、川崎社長の強い意向により、特製の写真パネルが制作され、展示車両の前に掲げられた。