ホンダは、100%子会社の台灣本田(台湾ホンダ)が今春から台湾の二輪車市場に再参入すると発表した。
ホンダは台湾市場において、1961年から現地企業への技術供与で、125ccクラスの小型車を中心に現地で生産・販売活動を展開してきたが、2003年の契約解消に伴って台湾の二輪事業を終了した。
台湾では、2002年のWTO加入や、所得向上、高速道路の法改正などにより、大型二輪車市場が拡大している。2014年の250cc以上の大型二輪車市場は前年比24%増加の約1万7000台となった。
ホンダは、台湾の大型二輪車需要を取り込むため、大型二輪車専売店を設立し、市場に再参入する。投入モデルは、現在開発中で、4月以降、発表する予定で、その後も台湾の顧客ニーズに合ったラインアップを展開していく。
販売店は、北部に2店、中部、南部にそれぞれ1店ずつ、合計4店を4月以降順次オープンする予定。