東洋ゴム工業が発表した2014年12月期の連結決算は、原材料価格の下落や市販用タイヤの販売が好調で、経常利益が前年同期比21.5%増の465億4300万円と過去最高益となった。
売上高は同6.4%増の3937億8200万円と過去最高となった。タイヤ事業は、北米で高付加価値製品であるSUV用タイヤの販売が好調だったのに加え、欧州市場でも新規顧客開拓を強化したロシアでの販売が好調だった。
収益は、増収に加え、原材料価格の下落や為替差益の効果で営業利益は同27.6%増の475億1000万円、純利益が同169.4%増の312億4000万円とともに過去最高となった。
今期の通期業績見通しは売上高が同7.9%増の4250億円、営業利益が同3.1%増の490億円、経常利益が同3.3%減の450億円、純利益が同10.4%減の280億円となる見通し。