マレーシア・リンギの対米ドル為替レートが4日、3.5610/5640リンギと反発し、3週間ぶりの高値となった。原油価格が回復し1バレル当たり57.38米ドルに上昇したことが影響した。ザ・スターが伝えた。
1月12日は1米ドル3.5460リンギとなっていたが、2.3%上昇した。原油の価格は、1月13日には1バレル当たり45.19米ドルで、2009年以来もっとも低いレベルとなっていた。
対日本円のレートは1月30日、3.0825/0853リンギだったが、4日は3.0335/0363リンギとなった。対シンガポールドルは、2.6454/6486リンギとなった。
しかしディーラーは、昨年から原油の価格が下落しているため、リンギの上昇傾向は長く続かないと見込んでいる。
一方でマレーシア証券取引所の代表的株価指数FBM・KLCIも4日、1831.41ポイントとなり、昨年11月27日の1,845.76ポイント以来最も上昇した。指数構成銘柄で株価上昇率が大きかったのは、サプラ・ケンチャナ・ペトロリウム(5.6%)、ペトロナス・ケミカル・グループ(3.9%)などの石油及びガス産業の銘柄だった。