UDトラックスは2月5日、『コンドル』の終減速機用フランジに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日産ディーゼルおよびUDトラックスの『コンドル』1車種で、2004年6月18日~2011年9月6日に製造された1602台。
後前軸側終減速機の前側フランジのスプライン部とスプラインシャフトのバックラッシュの設定が不適切なため、当該フランジとスプラインシャフトの締結用ボルトに過大な力がかかることがある。そのため、発進時のトルクにボルトが耐えきれず損傷し、そのまま使用を続けると、最悪の場合、ボルトが折損しフランジに接続しているプロペラシャフトが脱落して走行不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両、フランジを対策品と交換するとともに、締結用ボルト、ワッシャおよびスペーサを新品と交換する。
不具合発生件数は2件、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。