UDトラックスは2月5日、大型・中型トラック『クオン』などのハブベアリングに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、UDトラックス『クオン』『コンドル』の2車種で、2014年2月3日~12月25日に製造された1万0704台。
大型および中型トラックにおいて、内側ハブベアリングのグリース充填量が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ハブベアリングが潤滑不良になり、最悪の場合、走行不能または火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、総軸(全輪)内側ハブベアリング部を点検し、ベアリングが損傷しているものは新品に交換する。また、損傷がないものはグリースを適正量充填する。
不具合発生件数は22件で、火災事故が4件発生している。市場からの情報により発見した。