【Q by Aston Martin】「究極のアストンマーティン」を作るためのプロジェクト

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  • アストンマーティンラゴンダリミテッドQ and VIPセールスゼネラルマネージャーのマシュー・ベネット氏

アストンマーティンは2012年より「Q by Aston Martin」というビスポークプログラム(特別注文)を導入している。そのきっかけは、もう一度アストンマーティンというブランドを見つめなおすことにあったという。

アストンマーティンラゴンダリミテッドQ and VIPセールスゼネラルマネージャーのマシュー・ベネット氏は、「100年を超える歴史を持つアストンマーティンは、常に究極のアストンマーティンを作ることを心掛けてきた」と話す。それは『DB4GTザガート』しかり、『DB7』、『One-77』などあらゆる車種だ。「しかし、Qのような特別な仕様車を作るということはやってこなかった。そこで、このプロジェクトが立ち上がったのだ」と述べる。

「2003年にニューポートパグネルにあった本社と工場がゲイドンに移転したのち、DB9や『V8ヴァンテージ』のセールスを向上させるため、ディーラー数を多くするなどの方針を取っていた。つまり、少量生産などの特別仕様車をラインナップするのではなく、より多くの方に知ってもらい購入できるようなモデルが重要だと考えたのだ」と当時を振り返る。

しかし、「その方針から7から8年経過し、アストンマーティンがもう一歩先に進むためには何をしたらいいかを考えたときに、もう一度アストンマーティンというブランドを踏まえ、究極のアストンマーティンを作るという方向性を打ち出そうという考え方に変わってきたのだ」と説明。

「そこで、Qという部門を作って、特別仕様をもう一度ブランディングしていくということが始まったのだ」とベネット氏は語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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