フェラーリは30日、チームの公式サイト上で2015年の新マシン『SF15-T』を発表した。
カラーリングは昨年と比べて大きく変わっていないが、フロントノーズが低く先端に突き出した形状になっているのが印象的。
昨年の『F14 T』はコックピット(運転席)から先端にかけて象の鼻のような曲線を描いていたが、今回は直線的に伸びている印象だ。
ドライバーはレッドブルから移籍したセバスチャン・ベッテルと、在籍2年目になるキミ・ライコネン。さらにリザーブドライバーとしてエステバン・グティエレスがチームに帯同する。特にベッテルは、F1デビュー以降では真っ赤なレーシングスーツは初めて。その新鮮な姿も公開されている。
昨年、1993年以来となるシーズン未勝利に終わり、過去20年間にはなかった大不振の責任をとってチーム代表をはじめ首脳陣はほぼ総入れ替え。全く新しい体制で2015年はタイトル獲得を目指す。
また、これまでレッドブルで4年連続王者に輝くなど大活躍してきたベッテルにとっても、フェラーリ移籍という転機を迎えたシーズン。かつてのミハエル・シューマッハのように、名門チームを再び世界一の座に導けるのか、早くも注目が集まっている。