昨年3月クアラルンプールから北京に向けた飛行中に消息を絶ち、未だにその行方が不明となっているマレーシア航空(MAS)MH370便について、マレーシア民間航空局(DCA)は1月29日、事故により墜落し、239人の乗員乗客が全員死亡したとの見解を発表した。
発表を受け入れられない親族らは、怒りや悲しみをあらわにし、発表会見を中止するよう求める声も上がった。
アザルディン・アブドル・ラーマン局長は、これまでの調査によりMH370はインド洋に向かいインド洋南部で最後に探知されていることがわかっており、燃料切れで墜落したとの分析結果が出ていると明らかにした。付近に着陸できる陸地もないことから、事故から327日経ったこれまでの全てのデータから分析すると残念ながら乗員乗客は絶望的であるとの見解を示した。また事故と認定したことで、親族らに対する賠償金の手続きを進めることができると述べた。