数少ない24時間門限なしの空港
1月23日、連邦政府がキャンベラ空港のマスター・プランを認可したことが伝えられている。今後、同空港の国際空港化が進められる予定。
ABC放送の報道によると、マスター・プランは、同空港の今後20年間の開発計画をまとめたもので、ウォレン・トラス・インフラストラクチャ地域開発担当大臣がこのマスター・プランを認可したもの。
同空港は新ターミナルを活用し、低料金航空会社を利用する海外旅客をターゲットにする。また、終夜航空貨物センターの機能を果たし、シドニー空港の負担を軽減するとしている。同空港はメルボルンからブリスベンまでの地域で唯一門限のない24時間稼働が可能な空港で、ワイド・ボディ・タイプの航空機も離着陸できる。
トラス大臣は、「飛行機騒音は夜間に大きな問題になるが、キャンベラ空港は、騒音軽減区域の外側に750戸があるだけで対策は比較的たやすい」としている。
空港に隣接するトラリー地区では空港が開発業者と結ぶ協定により、1,500戸までを建てることを認めるが、全戸に防音対策を施し、住宅販売時にも購入者に航空騒音を警告することが義務づけられる。また、将来的に空港が周辺住宅住民の「門限設置」要求を受けないことを保証している。
同空港のマスター・プランで、2030年までにオーストラリア経済にとって25億ドル近い収入を生み、21,000人の雇用を創出すると推定されている。(Ratei)
■ソース
Canberra Airport could host international flights after Federal Government signs off on master plan
http://www.abc.net.au/news/2015-01-23/canberra-airport-could-soon-host-international-flights/6039776