ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツが2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15で初公開した『メルセデス- AMG GLE 63 Sクーペ 4マチック』。同車が意識するのは、新型BMW『X6M』だろう。
メルセデス- AMG GLE 63 Sクーペ 4マチックは、メルセデスベンツの新型車、『GLE クーペ』の頂点に位置する高性能なAMGグレード。GLE クーペは、『Mクラス』から派生したクーペモデルで、新型BMW『X6』を競合車に想定。だから、メルセデス- AMG GLE 63 Sクーペ 4マチックのライバルは、必然的に新型BMW X6Mとなる。
新型BMW X6Mは、直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボを搭載。最大出力は575hp/6000-6500rpmを獲得。先代比で、4%引き上げられた。最大トルクは76.5kgm/2200-5000rpm。トランスミッションは、先代の6速ATから、新開発の8速AT、「Mステップトロニック」に進化。4WDシステムは、引き続き、「xドライブ」。新型X6Mは、0-100km/h加速4.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。
一方、メルセデス- AMG GLE 63 Sクーペ4マチックは、他のAMG「63」シリーズ同様、5.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給。最大出力577hp/5500rpm、最大トルク77.6kgm/1750-5250rpmを引き出す。
トランスミッションは、AMGスピードシフト・プラス7G-トロニック。駆動方式は4WDの4マチックで、AMGの高性能仕様。メルセデス- AMG GLE 63 Sクーペ 4マチックは、0-100km/h加速4.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力。新型BMW X6Mと、全く互角のパフォーマンスを実現している。