イタリアでデザイナーと直接相談も…フェラーリをスペシャルオーダーするということ

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コーンズ青山
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フェラーリの正規ディーラー、コーンズ・モータースがフェラーリとそのパーソナライゼーションに特化したショールーム、「コーンズ青山」をオープンした。

「パーソナライゼーションとは、お客様の頭の中にあるものを具現化していくこと。その方法だ」とはコーンズ・モータースフェラーリ東京ショールームジェネラルマネジャーの野上信雄氏の弁。

「パーソナライゼーションと呼ばれるフェラーリのオプションプログラムは、スタンダードのクルマに対し、カロッツェリアスカリエッティというメーカーオプションがあり、そこからお客様好みのストライプを入れたりするスペシャルイクイップメント。そして、シャーシーなどの変更はしないが、それ以外の様々な素材や装飾、エンブレムなどをお客様が希望される箇所に施し、イタリアのデザイナーと相談しながら決める特別注文のテーラーメイド。最後は、エクステリアも含めて、形状を変えていくワンオフがある」と説明。

ユーザーの中には明確なイメージは持ってはいないものの、他のフェラーリとは違うクルマにしたいという要望もある。そういった場合には、「イタリアのファクトリーでデザイナーと打ち合わせをしたうえで、本国から複数スケッチなどで提案してもらうことも可能だ。つまり、まず車種を決めて、そこからはイタリアに我々と一緒に出掛けて、デザイナーと打ち合わせをしながら4から5アイテムの提案を受けて、その中からチョイスするのだ」と野上氏。「ある程度スケッチなどで具体案が見えてくると、お客様も希望の方向性が見えてきて、オーダーしやすくなると思う」と話す。

最後に野上氏は、「フェラーリほどクルマを中心に遊ばせてくれるメーカーはないだろう。このようなオプションプログラムから納車までの期間には、会長からのウェルカムレターや購入車と全く同じ仕様のミニカーの贈呈、購入後はイベント開催などあらゆる施策を持っている。これはまさにクルマで遊ばせる天才だ」とフェラーリに対する印象を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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