2015年1月12日に開幕したデトロイトモーターショー。レクサスは13日にプレスカンファレンスを実施、高性能セダン『GS F』をメインに据えスポーツイメージを訴求した。
副社長でゼネラル・マネージャーのジェフ・ブラッケン氏は、「GSの誕生によって、レクサスには新しい顧客を集めることができた」と言う。GSシリーズのデザインやパフォーマンスによって、それまでよりも5~12歳若い顧客を得ることができたというのだ。さらにレクサス・ブランドの中ではFスポーツ・グレードの比重が高まっているとも説明する。昨年の販売でいえば4台に1台がFスポーツで、全セダンの販売の50%をFスポーツが占めるまでになっているというのだ。
「LFAが登場して、続いてIS-F、そして昨年はRC-FとFブランドに勢いが出てきた」とブラッケン氏。その勢いの先になる新モデルとして「GS F」をデビューさせたのだ。
そして、GS Fのお披露目に続き、レーシングカーである「RC F GT3」 が壇上に登場。
ブラッケン氏は、2016年でのアメリカ国内レース参戦だけでなくFIA GT3カテゴリー参戦も考えていると明かした。
プレスカンファレンスを通して、Fスポーツを、モータースポーツをバックグランドにしたブランドに育て上げ、レクサスにスポーティさを付加しようという狙いが見てとることができた。