トヨタ自動車は2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15において、新型『タコマ』を初公開。同車に、「TRD」の名前を冠したグレードが、同時デビューを飾っている。
タコマは、トヨタの北米市場における中型ピックアップトラック。現行タコマは2世代目モデルで、2004年に発表された。米国の中型トラックセグメントでは、10年連続のベストセラー車。そのタコマがおよそ10年を経て、デトロイトモーターショー15において、3世代目にモデルチェンジ。
新型に用意されたのが、「TRDスポーツ」と「TRDオフロード」の2種類のTRDグレード。トヨタによると、35年以上の歴史を持つトヨタのオフロードレーシングの伝統を、反映させたグレードになるという。
中でも、TRDオフロードには、「マルチテレーンセレクト」を採用。ぬかるみや砂地などの路面状況に応じて、走行モードが切り替えられる。
さらに、自動LSD、ロッキング・リア・ディファレンシャル、ヒル・スタート・アシスト・コントロール、クラッチ・スタート・キャンセル(MT車のみ)、アクティブ・トラクション・コントロールなど、オフロード走行を重視した装備が盛り込まれている。