本田技研工業は1月16日、原付2種スクーター『ディオ110』をフルモデルチェンジし、今春に発売すると明らかにした。
価格・発売日は未定だが、マイナス3kgの軽量化を図ることでコミューターとしての完成度、取り回しやすさを一段と向上。安定感のある走りをもたらす前後14インチの大径タイヤは受け継がれるが、エンジンは一新される。
同社の小型コミューターは、実用性を重視した力強い出力特性で耐久性や燃費性能を向上した次世代小型スクーター用エンジン「eSP」へと、2012年発売の『PCX』を皮切りに順次移行してきたが、『Dio110』もついに「eSP」を搭載することになった。
ただし、『PCX150』『PCX』『リード125』『Sh mode』『Dunk』『タクト』『タクト・ベーシック』では、いずれも水冷式エンジンとしていたが、新型の『Dio110』では空冷式での『eSP』を新開発。
もちろん『eSP』最大の特徴である『アイドリングストップ機構』も搭載され、燃費性能は『PCX』らの125cc版が53.7km/リットルなのに対し『Dio110』では57.9km/リットルと、さらに向上している。