ホンダは1月16日、原付2種スクーター『Dio110』を約4年ぶりに全面改良し、2015年春に発売することを明らかにした。新設計の空冷110ccエンジンを搭載し、55km/リットルの燃費を実現するとしている。
ホンダの二輪事業本部でスクーター事業統括を務める今田典博氏は同日、都内にある本社で開いた新型車発表会で、「Dio110をフルモデルチェンジし、『eSP』化を図る。eSPは環境性能の向上と扱いやすい走りを兼ね備えた小型スクーター用エンジンの総称で、Dio110ではとくに軽量コンパクトさを重視した新設計の空冷110cceSPを搭載する。完成車でマイナス3kgの軽量化を図ることでコミューターとしての完成度、取り回しやすさを一段と高め、1リットルあたり55km以上の燃費を達成する予定」と述べた。
また「商品としての特徴はeSPと、前後14インチの大径タイヤとの組み合わせにより、コンパクトでありながら安定感の高い乗り味を実現している点。このエンジン、車体、スタイリングとも一新したDio110は今年の春までにご納得頂ける価格でお届けできるよう準備していく」と話した。