帰省時期の渋滞シーンに変化!? ノロノロ車内でママが期待する「タブレット学習」

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帰省ラッシュで渋滞する道中、子どもたちはタブレットで勉強するという時代へ……
  • 帰省ラッシュで渋滞する道中、子どもたちはタブレットで勉強するという時代へ……
  • ベネッセのハイブリッド型学習「チャレンジタッチ」
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  • ベネッセのハイブリッド型学習「チャレンジタッチ」

ベネッセは、調査会社のインテージとともに「帰省ラッシュ期の渋滞中車内における子どもたちの過ごし方」に関するアンケートを12月25日に実施。小学生の子を持つ母親たちの過半数が「車中で勉強してくれたらうれしい」と答えたことがわかった。

同調査は、小学1~6年生の子を持つ母親504人を対象に実施。結果によると、「帰省時などの渋滞するなか、車中での子どもの過ごし方に困ってしまう時がある」という人が215人(42.7%)、「帰省時などの渋滞中、子どもは車中でどんなことをして過ごす?」(複数回答)という問いには、「眠る」(280人)が1位、「音楽を聴く」(224人)が2位、「専用機でゲームをする」(221人)が3位だった。親たちがさまざまな手段を使い、渋滞時の退屈を紛らわしていることがうかがえる。

また、「渋滞中、子どもはスマートフォンなどのタブレット端末を活用する」が159人(31.5%)で、スマートデバイスを子どもの“退屈しのぎ”に使う母親が3割いることがわかった。さらに、「車中で子どもがタブレット端末などで楽しく勉強してくれたらうれしい」と感じる母親が263人(52.2%)もいた。

タブレットで楽しむコンテンツは映画やテレビ、ゲームがほとんどのなか、「渋滞中に冬休みの宿題を済ませる」という賢い子どもたちが現れつつある。ベネッセなどが提供するタブレット学習のユーザのなかには、“渋滞ラーニング”を実践する子どもたちがいるという。

デジタル、紙、人(赤ペン先生)による指導で、好きな時間に受けられるハイブリッド型学習「チャレンジタッチ」(会員数40万人)を展開する同社は、自社調査で「学力向上」が認められたと12月19日に発表した。

「チャレンジタッチを受講する児童と、校外学習なしの児童を比較した結果、タブレットで1か月程度学習した児童の72.3%の成績がアップ。校外学習なしの児童は61.5%にとどまった」と同社。“机いらず”のタブレットの特性を活かし、車内などで漢字の書き順やトメ・ハネを画面に書き込むことで習得が進むといった効果もあるという。

日本道路交通情報センターは、年末年始の渋滞について「特に著しい渋滞が予測される地点のピーク日は上り下りとも2015年1月2・3日」と発表している。「渋滞中は勉強してほしい」という親たちが運転するクルマのなかでは、“机いらず、教材いらず”のタブレット学習が存在感を増しそうだ。

《レスポンス編集部》

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