英国空港運営大手のヒースロー・エアポート・ホールディングス(以下、ヒースロー)は12月18日、アバディーン、グラスゴー、サウサンプトン空港の売却手続きが完了したと発表した。
売却先はスペイン建設大手のフェロビアルと豪州投資銀行大手のマッコーリーからなる共同企業体。ヒースローのジョン・ホラン=ケイCEO(最高経営責任者)は「3空港と各空港に携わってきた人々は、長年ヒースローの一部でした。それぞれが残した功績を誇りに思います。3空港と新しいオーナーの今後の成功を祈っています」とコメント。
今回の売却について、ホラン=ケイCEOは「利用者の満足度向上と空港拡張への支持獲得に集中するため」と説明。英国唯一のハブ空港として、英国全体と世界規模の経済成長を結びつけ、国家だけでなく地方にも経済的利益を波及させる決意も示した。