豊田合成社長、赤崎教授と天野教授のノーベル賞授賞式に参加「車載用LEDに注力」

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豊田合成と赤崎教授、天野教授との関わり
  • 豊田合成と赤崎教授、天野教授との関わり
  • 開発当初の赤崎教授による指導会の様子(右から2番目が赤崎教授)
  • 1991年に成功認定を受けた青色LED

豊田合成は、同社の荒島正社長が赤崎勇教授、天野浩教授のノーベル賞授賞式に出席し、コメントを発表した。

スウェーデン・ストックホルムでノーベル賞授賞式が開催され、赤崎教授(名古屋大学特別教授/名城大学終身教授)、天野教授(名古屋大学大学院教授)、中村修二教授(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)の3人が物理学賞を授与された。

今回の受賞は、日本が世界に先駆けて開発・製品化したGaN系青色発光ダイオード(LED)が世界的に高く評価されたもの。LEDは、小型・低消費電力・長寿命といった特徴を持ち、パソコンやスマートフォンなどに用いられる液晶バックライトや、照明の光源としてLED化が進んでいる。

同社は、赤崎教授、天野教授の指導のもと1986年からLEDの研究を開始し、世界で初めて開発に成功、1995年に事業化した。

同社のLEDは、ノートパソコンやタブレット端末の液晶用LEDや、照明用LEDで実用化されている。

荒島社長は「ゴム・樹脂の自動車部品メーカーとして環境に優しいクルマづくりに貢献するため、車載用LEDにも注力し、自動車に使われるより多くの部品にLEDを供給していきたい」とコメントしている。

また、荒島社長は「栄えある授賞式に出席し、パイオニアの一員として受賞を嬉しく思うとともに、今後も責任とプライドを持って事業に取り組むことを改めて決意した」としている。

《レスポンス編集部》

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