アドヴィックス、アイシン精機、デンソー、住友電気工業、トヨタ自動車の5社は、アドヴィックスへの事業集約をさらに推進し、同社のブレーキ事業の競争力を強化していくことで合意した。
アドヴィックスは2001年7月にアイシン、デンソー、住友電工、トヨタの4社によって設立。以来、ブレーキシステム・ブレーキ部品の開発、生産、販売を手掛けてきた。
今回の合意は、アドヴィックスの競争力強化を目的に、従来から行ってきたアドヴィックスへの機能集約を一層進めるもので、ブレーキシステムの開発、生産から販売まで一貫した事業体制を完備し、より専門性を高めていく。
具体的には、アイシン、デンソーおよびトヨタは、今後、アドヴィックスへの人員派遣など開発支援を強化するとともに、2016年1月以降、アイシン半田工場ならびにデンソー大安製作所の制御ブレーキの生産機能を段階的にアドヴィックス半田新工場へ移管していく。
なお、今回の制御ブレーキの生産機能集約については、独占禁止法上の必要な手続きを経たうえで、実施する。