ホンダが米国市場において、死傷事故の報告漏れがあったことが判明した。
これは11月24日、ホンダの米国法人、アメリカンホンダが明らかにしたもの。同社は、「過去10年間、1729件の死傷事故を米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に報告していなかった」と公表している。
米国では自動車メーカーに対して、四半期ごとに死傷事故を、当局へ報告することが義務付けられている。ホンダは報告を行っていたが、NHTSAの要請を受けて再調査した結果、過去10年間に1729件の死傷事故の報告漏れが発覚した。
アメリカンホンダによると、今回の報告漏れの理由は、コンピュータのプログラムの誤りや、入力のミスなどによるものだという。
北米ホンダのリック・ショステック上級副社長は、「この事態を深刻に受け止めている。急いで問題を改善するつもりだ。NHTSAには、引き続き全面的に協力する」と述べている。