大量の飲酒後に単独事故を起こした警官、懲戒免職処分に

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愛知県警は21日、今年10月に愛知県大府市内の公園敷地内で乗用車を飲酒運転し、単独事故を起こしたとして、道路交通法違反容疑で一時逮捕された刈谷署の交通課に所属する54歳の警部補の男を書類送検するとともに、同日付けで懲戒免職処分とした。

愛知県警・監察官室によると、21日に道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検され、同日付けで懲戒免職となった刈谷署・交通課に所属していた元警部補の男は、2014年10月29日の午前10時5分ごろ、大府市桜木町5丁目付近の公園内で自己所有の乗用車を酒気帯び状態にもかかわらず運転。公園内の施設に衝突し、これを破損させる単独事故を起こした疑いがもたれている。

当日は出勤日だったが、元警部補は体調不良を理由に欠勤。自宅にはすぐに戻らず、コンビニエンスストアで酒を購入。午前7時すぎから公園内の駐車場に止めたクルマの車内で日本酒約1.2リットル(300ml瓶で4本)を飲んだとみられる。午前10時ごろに目が覚め、飲み物を買いに行こうとしたところ、事故を起こした。

公園の管理者が警察に通報。これを受けた管轄の東海署員が駆けつけ、アルコール検知を実施したところ、呼気1リットルあたり0.8ミリグラムの高濃度アルコール分を検出したことから、道交法違反の現行犯で逮捕。その後に釈放されていた。

これまでの聴取に対して元警部補は「睡眠を取る目的で酒を飲んだ」、「出勤すると言って出かけたので、すぐには帰ることができず、夕方まで寝ようと思っていた」などと供述しているようだ。元警部補は交通事故捜査を担当しており、警察では書類送検されたことから、懲戒免職処分も併せて実施した。

《石田真一》

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