スズキは、11月20日から中国・広州市で開催されている広州モーターショーに、Cセグメントセダン『アリビオ(中国名:啓悦 チーユエ)』を出品、12月より販売を開始すると発表した。
アリビオは、2014年4月の北京モーターショーに出品した『コンセプト アリビオ』をベースとした量産モデル。滑らかな曲面と鋭いキャラクターラインを採用した上質でスポーティーなデザインで、Cセグメントセダンクラス最大級の室内空間を確保している。
出力向上と低燃費を実現した1.6リッターガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションは、5速MTと、燃費性能を高めた軽量・コンパクトな新開発6速ATの2種類をラインアップする。
鈴木俊宏副社長は「スズキは中国のセダン市場を非常に重要な市場だと位置づけている。アリビオは、スズキが中国の顧客ニーズに合わせて開発し、その期待に応えられると自信を持って投入するモデルであり、高い競争力を備えていると確信している」と述べた。
アリビオは、中国の合弁企業である重慶長安鈴木汽車で生産し、11月24日より先行予約を開始、12月より順次販売を開始する計画。中国において最大のボリュームを占めるCセグメント市場に投入することで拡販を図る。
なお、インドではインド子会社マルチ・スズキ社が『シアズ』名にて同国で生産・販売している。