QNX ソフトウエア システムズは、機能安全性規格「ISO 26262」の最大レベル認証を取得した車載向け新OS「QNX OS for Automotive Safety 1.0」の販売開始を発表した。
QNXの車載向けソフトウエアは、インフォテイメント、ナビゲーション、テレマティクス、クラスタ、音響ソリューションなど、幅広い車載システムで、40社以上の自動車メーカーに利用されている。
今回販売を開始する新OSは、デジタル計器クラスタ、ヘッドアップ ディスプレイ、先進運転支援システム(ADAS)や、その他の機能安全性要件を持つ車載アプリケーションへの需要に対応するために開発した新バージョンだ。
QNX OS for Automotive Safety 1.0は、機能安全性規格「ISO 26262」における最大レベルであるASILレベルDでの認証を取得。高い信頼性とリスク軽減を提供する製品であることを証明している。
QNX ソフトウエア システムズの製品マネージャであるYi Zheng氏は「車載システムにおいてISO 26262規格認証を取得するには、多大な時間と専門知識が必要となる。当社では、新OSと、同時に提供されるエンジニアリング サービスにより認証取得プロセスを効率化。開発メーカーは安全関連のプロジェクトで有利なスタートを切ることができる」と述べている。