ドライバー団体が車・バイクから拡大
NSW州では、体の不自由な人が使う電動車椅子のタイヤのパンクや故障にドライバー団体のNRMAが出動している。SA州のドライバー団体RAAでも同じようなサービスをすることを発表した。
RAAでは、「過去3年間でRAA小売店でも電動車椅子の販売台数が110%増加している。この傾向はこれからも続くと考えられ、電動車椅子の利用者も自動車や単車と同じように故障などの時のサービスが必要になる」と発表している。
RAAでは過去6か月、このサービスを試験的に実施した結果、今後は都市部でも郡部でもメンバーを対象に通常のサービスとして提供する。RAAスポークスパースンは、「試験プログラムには100人が参加した。6か月の試験期間中に電動車椅子修理などの出動は54回あった。およそ2日に1回の出動だ。100人が参加して、それだけの回数だからちょっとした数ではある」と語っている。
また、「電動車椅子の故障は70%がタイヤのパンク。次いで蓄電池が上がった、または電池の不良が15%あった。ほとんどの場合、出先で故障が起きるのではなく、家から出かけようとして故障に気づくというのがほとんどだった。もし、路上で電動車椅子が故障した場合にはRAAのパトロールができる限りその場で修理するが、それが無理な場合にはメンバーと車椅子を自宅に送り届けるか、修理屋に運ぶ」語っている。
さらに、「RAAのメンバーの40%近くが60歳以上の市民だ。したがって、このグループのメンバーシップは今後も増えていくことが予想される」と述べている。(NP)
http://www.abc.net.au/news/2014-11-13/mobility-scooters-to-receive-roadside-assistance/5887980