テインが2015年2月より順次発売する新商品『FLEX A』採用された新機構ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)をトヨタのミニバン『ヴェルファイア』でチェックした。一般的なショックアブソーバには、底付きによる破損を防ぐためバンプラバーが装着されているが、ウレタンやゴムなどの素材を使うため、衝撃を吸収した後に反発力が発生してしまう。H.B.S.では、通常バンプラバーが受ける衝撃を主にショックアブソーバ内部で吸収させるため、反発力を抑え車両の挙動を乱すことがない。また、H.B.S.を採用することでバンプラバーを短縮することができ、サスペンションストロークに余裕が生まれることで乗り心地の向上にもつながったという。テスト車両は、水を入れたポリタンクを積載して乗員がフル乗車している状態を再現。サスペンションが沈み込んだ状態で段差を乗りこえると、ハイドロ・バンプ・ストッパー無しのテスト車は、段差を乗り越えた後の動きが収束せず、乗員にとって不快な振動に感じらえる。一方、ハイドロ・バンプ・ストッパーを装着したテスト車では、段差を乗りこえた後の動きの収束が良く、乗員に不快な振動が抑えられているように感じられた。
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