ヤマハ発動機の電動アシスト自転車などを担当するSPV事業部の森本実部長は、11月13日に都内で記者会見し、2014年の同自転車の国内市場が前年を6.5%上回る47万5000台程度になるとの見通しを公表した。
同日開いたヤマハの電動アシスト用の次世代ドライブユニットの技術発表会で提示した。同自転車の市場は2011年に東日本大震災の影響で減少したものの、12年から再び増加に転じている。ヤマハの『PAS』シリーズの今年のシェアは31%程度、また他社供給分も含むドライブユニットのシェアは53%と過半を占める見込み。
ヤマハの調査によると顧客の平均年齢は12年で48歳と、この10年余りで10歳若返ったという。子どもを2人乗せることのできる自転車の規格制定などにより、「従来の高齢者主体から幅広い年齢層に拡大している」(森本部長)という。