ドイツの自動車大手、ダイムラーは11月3日、メルセデスベンツの研究開発センターを中国・北京市に開業した。
この研究開発センターは、ダイムラーがおよそ1億1200万ユーロ(約160億円)を投資して建設したもの。中国市場に適したメルセデスベンツ乗用車の現地開発を、いっそう促進するのが狙い。
中国の研究開発センターには、将来的におよそ500名の技術者やデザイナーが勤務する計画。
ダイムラーは、中国合弁パートナーの北京汽車(BAIC)と共同で、北京ベンツを設立。メルセデスベンツ『Cクラス』、『Eクラス』、『GLK』などを現地生産している。
ダイムラー取締役会のメルセデスベンツ乗用車研究開発担当、トーマス・ウェバー取締役は「中国の新たな研究開発センターとともに、R&Dの国際化戦略を前進させていく」とコメントしている。