格安航空会社(LCC)のノルウェー・エアシャトルは10月29日、紛争が続く中央アフリカ共和国に向けて、緊急援助物資を空輸したと発表した。
首都バンギへの輸送はUNICEF(国際連合児童基金)と共同で実施。ノルウェー・エアシャトルは今年8月から「フィル・ア・プレーン」キャンペーンを開始し、バンギへ向かう航空機を医薬品や救命器具でいっぱいにするための寄付を募った。今回輸送した物資は約300万ノルウェー・クローネ(約4890万円)分。
10カ月以上戦闘が続く中央アフリカ共和国は、約100万人が国内避難を強いられ(輸送先のバンギ空港も多くの避難民が暮らす)、約230万人の子どもたちが支援を必要としている。UNICEFは5億ノルウェー・クローネの支援を呼びかけているが、10月末時点で目標の4割弱にとどまっている。