J.D.パワー アジア・パシフィックは10月24日、市販ナビゲーションシステムの顧客満足度調査の結果を発表した。
調査は、市販ブランドの据置型ナビゲーションシステムに関する顧客満足度を測定するもので、検索・案内機能だけでなく、音楽・映像機能、通信を利用したサービスなど、車載情報機器としてのナビの評価を幅広く調べた。
今回が8回目の調査となる市販ナビセグメントは、2012年4月から2014年3月に市販ナビを購入した利用者を対象として、7月下旬から8月上旬にインターネット調査を実施。2829人から回答を得た。
調査ではナビに関する総合的な評価を4つのファクターに基づいて算出。「ナビゲーション機能」「音楽/映像機能」「操作性」「モニター」における複数の詳細項目に対する評価を基に総合満足度(1000点満点)を算出している。
調査結果によると、アルパイン ビッグXシリーズが573ポイントで、3年連続1位となった。ビッグXシリーズは、「ナビゲーション機能」「操作性」ファクターで前年比10ポイント以上の向上となり、競合ブランドとの差を広げた。
2位はパイオニア サイバーナビシリーズで549ポイント。ファクター別では「ナビゲーション機能」のサブファクターである「地図データ」で前年比16ポイントの減少となったが、「ナビゲーション機能」ファクターでは首位を堅持。第3位にはパナソニック ストラーダRシリーズ(546ポイント)が続き、ファクター別では「モニター」のファクターでアルパイン ビッグXシリーズに続いた。