ホンダは10月24日に都内で安全技術説明会を開き、先進技術を統合した「ホンダセンシング」を年内に発売する新型『レジェンド』に標準搭載すると明らかにした。
主力センサーに単眼カメラとミリ波レーダーを使い、車両や歩行者などとの衝突を回避するブレーキシステムや、世界初となる「歩行者事故低減ステアリング」などの機能で構成される。高速道路での車線維持支援システムなど自動運転の要素技術も備えている。
本田技術研究所の山本芳春社長は、「緊急ブレーキなどの展開は多少遅れたが、着々とやっていく」と、レジェンドに続いてホンダセンシングの展開を進める方針を示した。車種展開については「モデルチェンジやマイナーモデルチェンジなどのタイミングをとらえたい」と述べた。
また、ホンダセンシングのシステム全体をすべての車種に導入するのでなく、ユーザーが選択できるよう、いくつかの機能別に「オプション設定していきたい」とも語った。