トヨタ自動車は10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、新型『アイゴ』のアートカーを初公開した。
新型アイゴは2014年春、ジュネーブモーターショー14で発表。アイゴは欧州Aセグメントに属し、トヨタの欧州における入門モデルの役割を担うコンパクトカー。2005年、トヨタとPSAプジョーシトロエンの合弁会社が、共同開発した。生産はチェコの工場が担当。
トヨタはアイゴ、プジョー版は『107』、シトロエンは『C1』を名乗る。3車は基本メカニズムを共用する兄弟車で、各ブランドが独自にデザインした専用ボディをまとう。同じくジュネーブモーターショー14では、プジョーが107後継車の『108』、シトロエンが新型C1をワールドプレミア。新型トヨタアイゴを加えて、3兄弟が同時モデルチェンジを果たした。
新型アイゴの開発コンセプトは、「J-PLAYFUL DESIGN」。日本の現代の若者文化を、積極的に取り入れた。大胆にも「X」字を刻んだフロントマスクは、直感的に若者の心を引きつけるのが狙い。
パリモーターショー14のトヨタ・ブースには、新型アイゴのアートカーが登場。フランス人の有名3アーチストが、新型アイゴの車体をキャンバスに、斬新なアートをその場で描いた。
トヨタの欧州法人、トヨタモーターヨーロッパは、「このアートカーが、市販車の新型アイゴのカスタマイズの発展性を示す」とコメントしている。